fc2ブログ
        

『ナカジについて私が思ったこと』

2012/ 12/ 22
                 
その言葉をどのような思いで聞いたのかなと思いました。

08年の北京オリンピック。

オールプロで固めた野球の日本代表の星野監督は中島裕之について

「西岡、川崎に次ぐ、3番手のショートとして選んだ」

という言葉を発しました。

当時ネットで見るライオンズファンの声はやはり

「ふざけんな、何が3番手じゃい」

という意見が多かったと思います。

「3番手扱いなら行かないでチームに残ってほしい」という声もありました。

私も「西岡や川崎より下かぁ」と思ったものです。

当のナカジはどう思ったのでしょうか。

「そんなんねぇ、監督さんが決めることなんやからそうやと思いますよ」

とあの伊丹特有のアクセントで返すのでしょうか。

それともそんな声は全く届いてなかったのでしょうか。

でもナカジはその頃はもう立派なライオンズの主軸でした。

「3番ショート」が定位置で、今と変わらず勝負強い打撃をしていました。

ナカジが抜けることでペナントの戦力ダウンを危惧する声も多かったように思えます。

今よりも少し高めの大上段の構えで吊り上がった左腕が鼻から下を完全に隠し、その分相手投手に厳しい視線を向け、

右方向に大きな当たりを飛ばしていました。

北京オリンピックの期間中、ライオンズは平尾やボカチカがすごく頑張ってて

チームはそこそこの状態を維持していました。

個人的にあの夏のライオンズは見ててとても楽しかったです。

この年、リーグとCSを制覇したライオンズは日本シリーズに進出、

ジャイアンツとの7戦までもつれる死闘を演じました。

シリーズ途中わき腹を痛めてバットをまともに振れないナカジを渡辺監督は最後までスタメンに起用しました。

「打席に立っているだけでいいから」と言ったとのことです。

ナカジはかけがえのない存在感のある選手になっていました。

翌年のWBC、ショートのポジションには片岡が入ることもありましたが

決勝が近づくにつれて「2番ショート」にはナカジが入るようになります。

準決勝、決勝とマルチ安打で日本の連覇に貢献。

この大会の立派な正遊撃手と言っていい活躍でした。

あれから3年。

西岡や川崎はナカジより先に海を渡りました。

二人とも結果としては決して満足できるものではなかったかもしれません。

そして今度はナカジがメジャーの舞台に立ちます。

「日本人の内野手は通用しない」

最近よく目にする言葉です。

ナカジは確かに代名詞となるべき実績がないように思います。

松井秀喜のように清原を差し置いて巨人の4番に座りHRキングになったとか

イチローのように何年も連続してパ・リーグの首位打者に輝いてきたとか

松坂のように甲子園で脚光を浴びてプロでも結果を出し「日本の最高輸出品」と言われたこととか

松井稼頭央のようにその身体能力の高さから「球界一のハイパーアスリート」という称号が付いたりとか

そういうのはないと思います。

野球に興味ない人はナカジのこと知らない人も多いと思います。

でもライオンズファンは「ナカジならなんかやってくれそう」と思ってる人は多いのではないでしょうか。

それは新庄とはまた違う感じの期待。

柔道で言うなら一本とれる必殺技はないけど、

合わせて一本をとれる選手。

私はなんかそんな目で見ています。

それはメディアを通して伝わってくる「天才性(長嶋茂雄さんと会話してなんか成り立ってたみたいな)」

とか「コミュニケーション能力の高さ(単独でカブレラやボカチカの家に遊びに行った)」とかいう部分も込みで

なんかやってくれるんじゃないかと思います。

世間一般の知名度なんて重要じゃないけど、今まだナカジを知らない人たちが

これからナカジを知るぐらいに大活躍すればいいなぁと思っています。

それがライオンズでプレーしてた選手だったらなんて思うと最高です。

一番危惧してるのは怪我です。

高山や大崎が一年間試合に出続けることのむずかしさを口にする中、

ナカジはほぼ試合に出続けてきたわけですが、やはり怪我には勝てません。

今までも多くの選手が怪我に泣いてきたことを思うと、

一番の敵はメジャーの投手や周りのライバルではなく、怪我じゃないかなぁと思っています。

でもナカジならなんかすごいことしてくれるんじゃないかなぁと

今からメジャーの開幕が楽しみです。

頑張れ!ナカジ

おわり
関連記事
スポンサーサイト



                 

コメント

        

楽しみ!
こんばんは。

メジャー移籍が決まった時に、ナカジ行っちゃいますよと野球ファンじゃない友人からも言われたんですが、私としては「いいよいいよ行っておいで!」って気持ちなんです。
去年もですが、ナカジなら送り出したい!って気持ちの方が強いです。そりゃライオンズ的にはかなりの痛手ですけど、ナカジが楽しそうに野球やってる姿がみれればそれでいいやって感じです。

今年は怪我で苦しんだところもあるのでそれだけが心配ですが、それすら忘れてニコニコメジャーでプレーするんじゃないかと思います。本当に野球好きなんですよね。

長くなりましたが、ライオンズに会わせてくれたナカジに感謝しつつ、これからも応援したいと思います。
甘口さんありがとう。
いつもお世話になっています。
甘口さんのナカジさんへの想いを聞かせて頂けて嬉しいです。
うるうるしながら読みました。
北京に出てくれて良かったです。
ちょうど子育てが楽になった頃、代表に選ばれたカッコイイ選手が目に止まった、
それがナカジさんでしたから。
本当に怪我が心配です。
大きな怪我さえなければ、しっかり定位置で毎日姿を見せてくれるのではないかしら、と思います。
寂しいですが楽しみです。
ナカジには不思議な魅力があります。

その魅力がどこから来るのか、
わかるような、わからないような…

計算のない、少年っぽさと言えばいいのかな。(笑)

アメリカではもちろん成功してほしいけど、
もし成功しなくても、自分はそこを含めて
ナカジを好きであり続けるだろうと思います。

頑張れ、ナカジ!
桃奴。さんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

去年のこともあったりで、ファンとしては心の準備ができていたのか、全体的に祝福ムードでしたね。

今年一年はナカジがいること自体がボーナスステージのような気がして、いてくれてるだけでありがたかったです。

私もとにかく今年はアメリカの球団決まってほしいと思ったし、心の中では「ヤンクスのあほ~」とか思ったりもしましたw
(個人的にはピンストライプのナカジが見たかった、ただし国内の縦縞ではなくw)

チームとしては痛いけど、でもショートに誰も置けないというわけじゃありませんもんね。

ナカジはもちろん素晴らしい選手ですけど、浅村をはじめ、次のショートの候補も素晴らしい選手ばかり。
今いる選手から誰が抜け出すのか楽しみな気持ちも強いです。

野球を愛し、ファンを愛するナカジはきっと野球の神様に愛されるはず。
機は熟しました。
アメリカで思いっきりプレーして来てほしいなと思います。

私もこれからもナカジと埼玉西武ライオンズを応援して行きます。
cocoさんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

北京五輪とWBCはナカジを大きく成長させた舞台ですし、今となってはほんと行ってよかったんだなぁと思いますね。

そしてあのころを境に球場に足を運ぶファン層もがらっと変わった気がします。
数年前はあちこちで顔写真入りのうちわが振りまわされるなんて考えもしなかったですよw

今、過去のやったるでを整理してるんですが、改めて見返すと結構怪我での離脱あったなぁと。
それでも毎年コンスタントに結果を残せるすごさも持ち合わせているんですが、過酷といわれるメジャーへの移動がコンディションに影響を及ぼすことは充分考えられます。
ほんと怪我さえなければ、結構いい結果残せるんじゃないかなぁと思います。
どんな投手だって打ってきたナカジですからね。

寂しさはありますけど、でも今は世界のどこにいたってテレビやネットで動きがわかる時代。
ほんのちょっと遠くなるけど、ナカジの活躍はきっと届いて来ますよね!
七日町のレオファンさんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

ほんとナカジの魅力って不思議ですよね。
笑顔だったり、仕草だったり、プレースタイルもそうですけど、「これ」っていうのはうまく言い表せないのですが、それでも男性ファンをも虜にして、
老若男女問わず「キセキ」を歌わせるこのすごさ。

「天然キャラ」とか言われるけど、ほんと打算もなく
まず「野球が好き」ってことが根底にあるのだと思います。
ナカジにすればメジャー挑戦とかじゃなく、もっと大きな舞台に野球をしに行くって感じなのかなぁと。

もちろん行くからにはワンランク上の結果を残してほしいですけど、例え納得いく結果じゃなくても、まず憧れの舞台に行けることがファンとしては嬉しいですよね。

どういう結果であれ、応援し続けて行きたいなと思います。
でも帰って来ることがあればまたライオンズにしてほしいですけどw
 中島を荒削りだった頃から見ている僕にとっては、よくここまで育ったものだと感慨深いです。

 一人頑張った北京五輪、正ショートとして世界一に貢献したWBC、主力として成し遂げた日本一、低迷したチームを途中からキャプテンに就任してプレイオフまで押し上げた昨年と思い出ばかりです。

 素人目にも年々成長していることがわかるので、見ていて楽しい選手でした。

 中島が甲子園には縁がなく、指名順位も五位と低く、代表に選ばれてもベンチ扱いと低いところからスタートする野球人生だと思います。

 スタートが低くても最終的には高みに立てる選手ということを証明してきたので、メジャーでもやってくれることを信じます。
 
楽しみです
甘口さん、メリークリスマス!
記事を読みながら泣きそうでした(ノ_・。)
私のまわりもなかなか、なかじの良さを分かってくれなくて、自分の説得力のなさに
ギリギリしてたんですけど(笑)
なんかやってくれそう!
って言えばワクワクしてる気持ちを伝えられたんですね~!
メジャーなんてちっとも興味なかったんですけど
なかじにライオンズに導いてもらって
めちゃくちゃはまったので(*´艸`)
また新しいワクワクを楽しみにしてます。
ホントにケガには気を付けて…

だいさんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

「感慨深い」…ナカジが入団した頃や1軍に出始めた頃からずっと見ているファンからすると
この一言が浮かびますよね。

ほんと最初は粗削りでしたね。
今も指摘される守備面、送球とかはほんと粗くって
正直、舌打ちもしたもんです(笑)

でも2度の優勝を経験し、少しずつチームの中軸となり、そして世界を知ることで
次第にプレーの中の粗さが減ってきた様に思えますよね。

周りは「天才」とか「天然」とか言う言葉で片付けますが、
いつも目標を定めて、それに向けてひたすら努力を重ねて来たんだと思います。

国際大会の舞台に立ち、世界を目にすることで、プレースタイルや体つきも少しずつアジャストできるように積み重ねてきたなぁと。

でもナカジのいい所って決して足元を見失わないこと。
常に、チームのことを考え、ファンを思いやる姿勢を持ち続けました。

キャプテン就任も今思えば当然のことだったと思います。

ほんと最初はまったく無名の選手でした。
それが年々力を付け、結果を残し、活躍の場を広げる。
偶然じゃなく、積み重ねた努力により掴んだ夢、
なるほどナカジが自分の野球人生を「冒険」と表現するのもわかります。

冒険はメジャーリーグ編へと突入です。
きっと素晴らしい冒険になると信じています。
かいぴさんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

クリスマスからかなり日が経ってしまいましてごめんなさい。
ナカジの魅力はやっぱり球場やテレビでその動きを見ないとなかなかわかりませんよねw
かと言って魅力を言葉にするとまた難しいという。

うまく言葉にできないけど確かな魅力があるように、メジャーでもうまく言葉にできない期待感が感じられますよね。
私もしばらくメジャーは見てなかったけど、久しぶりにメジャーの試合に注目することになるかもしれません。

オークランドがどういう所なのか全くわかりませんが、なんか天然芝で突き抜けるような青空のスタジアムで
サングラスかけてでっかいコーラ持ったおっちゃんや、
タンクトップ着て髪を後ろで束ねたお姉さま方に拍手喝さいで声援を送られるナカジの姿を早く見たいなと思います。
ヤス7さんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

おっしゃるように「ナカジらしさ」、これに尽きると思います。
ナカジの魅力を数多く挙げることはできると思いますが、
「これ」という答えはないと思うんですね。
でももちろんそれは魅力がないとかじゃなく、魅力が多すぎて絞れないみたいな、
もしナカジの魅力をアンケートにとって円グラフにしたら
こまか~く、そして、限りなく均一に近く分かれる円グラフになるんじゃないかなぁと思います。

サクセスストーリーというか、年々進化して行って、でも挫折もあって、
思うようにいかないことがあって、そんな中掴んだ夢への第一歩。
みんな応援したくなりますよね。

確かに、大輔の時とも、稼頭央の時とも、土肥ちゃんの時とも違った期待感がありますね。