『今年は後ろが厚くなる』 ~渡辺久信監督インタビュー
2013/ 01/ 20(2013年1月前半 J-COM LIONS TVより)

・2012年シーズンはどんな一年でしたか?

「非常に悔しいシーズンでした」
・CSの最終日もあれだけ全力プレーを見せてくれて記憶に残る試合になったというファンも多かったんですが
「今年のスローガンが『出しきれ!ライオンズ』ということで、昨年、序盤のつまづきが一番響いたなという所で
なんとか追い上げて、一時はトップにも立ったけど、最終的には選手が出しきりすぎたというか、
9月には余力が残ってなかったというそういうシーズンだったと思うので
できれば一年を通じて安定した力で行けるのが一番いいんですけど
起伏が激しすぎたと思います」
・前半戦なかなか投打が噛み合わなくて歯がゆい思いをしましたが、栗山選手や片岡選手と、主力の故障が相次ぐ中での戦いでした
「故障者が出るのはある程度想定内なんで、そういう中でも最終的には怪我を押して出てもらってる選手もいましたし
そういう部分では無理させたなってとこあるんですけど
でもプロ野球ですし、ファンも応援してくれてますし、全力で試合に挑まなくちゃいけないので
選手はよく頑張ったと思います
最終的にはここという所で勝てなかった所に、まだまだうちの弱さが出たと思います
そういう所はここ1~2年ではっきり出てるんで、そこら辺がうまく整備できれば、当然優勝争いに入って行く力はあると思います」
・抜けてしまった選手の分も、埋めて行こうと若手選手の台頭が目覚ましかったですね
「これはね、野球界の常で、怪我人が出たらそこを奪ってくる若手が出てくるというのもあるんですけど、
特に去年の場合は、そういう所で若い選手が、バックアップの選手ですよね、
そういう選手もよく頑張ったと思うし、投打ともに新しい選手が出て来たという所で
今年すごく楽しみではありますね」
・そうなると2012年の監督から見た一番の成長株はどの選手ですか?
「結果重視で行けば、ピッチャーで言えば野上ですね
野上の8勝はすごく大きかったですし、特にカードの頭を投げての8勝なので
3連戦の頭を取れたというのはすごく大きかったと思いますね
彼がすごく頑張ったと思います
野手で言ったら秋山ですかね、秋山とか銀仁朗とか、ここら辺がしっかりレギュラーポジションを確立したっていうか
秋山はちょっと出遅れましたけど、怪我で ただ戻って来てからは非常に好守にバランスよく活躍してくれたと思います
銀仁朗はね、しっかり一年間キャッチャーのポジションを守り抜いてくれたという所で
ゴールデングラブも獲りましたし、周りの評価というのも認めてくれるものがあります」
・サムライジャパンでの活躍を見ると嬉しいですか?
「当然嬉しいです、それは嬉しいです」
・秋山選手はCSの守備とかもしびれました

「もともと守備には定評ありますけど、彼の真面目さというか、武骨さというか、そんな器用な選手ではないんですけど
なんとか球に追いつく、しっかり捕るっていう
最後ファインプレーですごくファンの皆さんも見てて感動したと思いますし
そういう選手なんでね」
・投手陣では岸投手、牧田投手が先発陣を引っ張りました
「成績はもうちょっと行けるとは思います
去年の成績で満足はしてはいけないと思いますし、岸もいいピッチャー相手に勝って行くようになっていかないといけないと思いますし
10勝ぐらいはできる力を持ってる選手なんで、やっぱり大勝ちをしないとね、エースとしてはいけないと思うし
15、16と勝っていってくれれば、そういうピッチャーに育ってほしいなと思います」
・菊池投手や十亀投手も活躍しました

「雄星はもうちょっとできますよね どうしてもスロースターターというか、
シーズン序盤に全然いない状態なんでそこら辺も彼もわかってると思いますし
今年は開幕からって本人にも話してますし、やってくれると思います」
・涌井投手については
「よく頑張ったと思います
2ヶ月近く投げてない中で、30セーブは素晴らしいと思いますし
でも彼の場合はそのまま抑えになるわけじゃないので
今年、先発に戻しますんで、もう本人にも言ってありますし」
・本人は何と?
「そのつもりでいると思います」
・そうなると守護神の確立は?
「優勝するためにはどうしても後ろの整備が一番必要ですし、
今年も一番下から上がった一番の要因は、後ろがしっかりしたということで
後ろの整備はしっかり考えています」
・ドラフト1位の増田投手は即戦力になりますか?
「大学、社会人出てますから、当然即戦力と考えてます
どのポジションっていうのはまだ見てみないとわからないんで
昨年よりは後ろが厚くなると思います
外国人の補強を含めて、今いるメンバーの中でもこの秋すごく状態のいいピッチャーもいるので
そういう選手たちがどうなのかなと」
・楽しみですね
「競争も激しくなりますし、後ろのところで
誰がそこにハマるのかっていう」
・最後にファンへのメッセージと、2013年シーズンへの意気込みをお願いします

「昨年は温かい声援いただき、ありがとうございました
結果的には2位に終わり、残念なシーズンで、ファンの皆さんもストレスがたまるシーズンだったと思うんですけど
今年はしっかり、ここっていう所で勝負できる、ここっていう試合で絶対勝てる
そういう骨太のチームを今から作ってるんで、期待してほしいなと思っています」
・ファンは監督の胴上げを見届けるために一年間応援します
「頑張ります」
おわり

・2012年シーズンはどんな一年でしたか?

「非常に悔しいシーズンでした」
・CSの最終日もあれだけ全力プレーを見せてくれて記憶に残る試合になったというファンも多かったんですが
「今年のスローガンが『出しきれ!ライオンズ』ということで、昨年、序盤のつまづきが一番響いたなという所で
なんとか追い上げて、一時はトップにも立ったけど、最終的には選手が出しきりすぎたというか、
9月には余力が残ってなかったというそういうシーズンだったと思うので
できれば一年を通じて安定した力で行けるのが一番いいんですけど
起伏が激しすぎたと思います」
・前半戦なかなか投打が噛み合わなくて歯がゆい思いをしましたが、栗山選手や片岡選手と、主力の故障が相次ぐ中での戦いでした
「故障者が出るのはある程度想定内なんで、そういう中でも最終的には怪我を押して出てもらってる選手もいましたし
そういう部分では無理させたなってとこあるんですけど
でもプロ野球ですし、ファンも応援してくれてますし、全力で試合に挑まなくちゃいけないので
選手はよく頑張ったと思います
最終的にはここという所で勝てなかった所に、まだまだうちの弱さが出たと思います
そういう所はここ1~2年ではっきり出てるんで、そこら辺がうまく整備できれば、当然優勝争いに入って行く力はあると思います」
・抜けてしまった選手の分も、埋めて行こうと若手選手の台頭が目覚ましかったですね
「これはね、野球界の常で、怪我人が出たらそこを奪ってくる若手が出てくるというのもあるんですけど、
特に去年の場合は、そういう所で若い選手が、バックアップの選手ですよね、
そういう選手もよく頑張ったと思うし、投打ともに新しい選手が出て来たという所で
今年すごく楽しみではありますね」
・そうなると2012年の監督から見た一番の成長株はどの選手ですか?
「結果重視で行けば、ピッチャーで言えば野上ですね
野上の8勝はすごく大きかったですし、特にカードの頭を投げての8勝なので
3連戦の頭を取れたというのはすごく大きかったと思いますね
彼がすごく頑張ったと思います
野手で言ったら秋山ですかね、秋山とか銀仁朗とか、ここら辺がしっかりレギュラーポジションを確立したっていうか
秋山はちょっと出遅れましたけど、怪我で ただ戻って来てからは非常に好守にバランスよく活躍してくれたと思います
銀仁朗はね、しっかり一年間キャッチャーのポジションを守り抜いてくれたという所で
ゴールデングラブも獲りましたし、周りの評価というのも認めてくれるものがあります」
・サムライジャパンでの活躍を見ると嬉しいですか?
「当然嬉しいです、それは嬉しいです」
・秋山選手はCSの守備とかもしびれました

「もともと守備には定評ありますけど、彼の真面目さというか、武骨さというか、そんな器用な選手ではないんですけど
なんとか球に追いつく、しっかり捕るっていう
最後ファインプレーですごくファンの皆さんも見てて感動したと思いますし
そういう選手なんでね」
・投手陣では岸投手、牧田投手が先発陣を引っ張りました
「成績はもうちょっと行けるとは思います
去年の成績で満足はしてはいけないと思いますし、岸もいいピッチャー相手に勝って行くようになっていかないといけないと思いますし
10勝ぐらいはできる力を持ってる選手なんで、やっぱり大勝ちをしないとね、エースとしてはいけないと思うし
15、16と勝っていってくれれば、そういうピッチャーに育ってほしいなと思います」
・菊池投手や十亀投手も活躍しました

「雄星はもうちょっとできますよね どうしてもスロースターターというか、
シーズン序盤に全然いない状態なんでそこら辺も彼もわかってると思いますし
今年は開幕からって本人にも話してますし、やってくれると思います」
・涌井投手については
「よく頑張ったと思います
2ヶ月近く投げてない中で、30セーブは素晴らしいと思いますし
でも彼の場合はそのまま抑えになるわけじゃないので
今年、先発に戻しますんで、もう本人にも言ってありますし」
・本人は何と?
「そのつもりでいると思います」
・そうなると守護神の確立は?
「優勝するためにはどうしても後ろの整備が一番必要ですし、
今年も一番下から上がった一番の要因は、後ろがしっかりしたということで
後ろの整備はしっかり考えています」
・ドラフト1位の増田投手は即戦力になりますか?
「大学、社会人出てますから、当然即戦力と考えてます
どのポジションっていうのはまだ見てみないとわからないんで
昨年よりは後ろが厚くなると思います
外国人の補強を含めて、今いるメンバーの中でもこの秋すごく状態のいいピッチャーもいるので
そういう選手たちがどうなのかなと」
・楽しみですね
「競争も激しくなりますし、後ろのところで
誰がそこにハマるのかっていう」
・最後にファンへのメッセージと、2013年シーズンへの意気込みをお願いします

「昨年は温かい声援いただき、ありがとうございました
結果的には2位に終わり、残念なシーズンで、ファンの皆さんもストレスがたまるシーズンだったと思うんですけど
今年はしっかり、ここっていう所で勝負できる、ここっていう試合で絶対勝てる
そういう骨太のチームを今から作ってるんで、期待してほしいなと思っています」
・ファンは監督の胴上げを見届けるために一年間応援します
「頑張ります」
おわり
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