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『キングの不安』 ~中村剛也インタビュー

2013/ 05/ 13
                 
(2013.05.12放送 MC、インタビューアーは斉藤一美アナです)
         ~今シーズン、遅まきながら統一球に慣れたスラッガーが続出する中、
この人が元気にバットを振っていたら、交流戦開幕直前の今、
いったい何本のHRを打っていたのでしょうか?
『異次元で微笑むアーティスト』埼玉西武ライオンズ中村剛也選手です

去年クライマックスシリーズファーストステージでソフトバンクに敗れた後の10月下旬
左ひざの靭帯と半月板、2ヶ所にメスを入れる大手術を行いました
歩くことさえままならない上、初めての体験ゆえに、えも言えぬ不安を抱えながら
チームメイトの前では明るく振舞って、もう半年以上リハビリを続けています

去年6月に発症した左ひざ痛は屈強な体を少しずつ蝕んでいきました
渡辺監督が
「うちの4番はあいつしかいない」と腹を決めたおかげで起用は続いたものの
当の本人が納得いくような結果は残念ながら得られませんでした

「はっきり言って僕が出ない方がチームは優勝できたかもしれない」
天真爛漫なおかわりくんは去年こんなことを考えるまでに追いつめられていたのです

意を決して、左ひざにメスを入れ、今復帰への道を着実に歩んでいます
埼玉西武ライオンズ 中村剛也内野手です


・手術から丸半年が経過しました もうフリー打撃を始めているということでよろしいんですよね?

「え~~、まぁ、ファームが遠征とか行ってる時はそこで、

別に打たなくてもいいんですけど、まぁ多少のストレス発散にもなるので

そこはお願いしてちょっと打たせてもらってます」


・それはフリーバッティングをもう始めてもいいという解禁がされたということなんですよね?

「まぁバッティングに関しては任されてるんで、病院の方でも

それは自分の感覚で

まだスパイク履いては打ってないんですけど

アップシューズでやってます」


・そのアップシューズを履くにとどめていたとしても、やはり中村剛也がバットを握って打席に立って、ピッチャーの球を打つということは
これまでのリハビリの中でも大きな節目ではないかと我々は思うのですけどもいかがですか?

「まぁやっぱり、一応バットで生きてる人間なので、そんな大きな一歩でもないですけど、

小さな一歩でもないなっていう感じがします」


・いざ、フリーバッティングを外で行ってみて、いつものように柵越えしたというお話もうかがいました
感触はよかったですか?

「え~いやまぁ感触はまだ

バッティング始めて、ティーとか始めて一ヶ月で

ちょうどキャンプの初日みたいなバッティングだったんですけど

でも思ったよりしっかり振れたなっていう感じはします」


・リハビリを地道に歩くことから始めて、その時期から春のキャンプではバットを握ることはやめませんでしたよね
そういう時から比べるとバットを振れるようになったというのは喜びはありましたか?

「初めはやっと野球ができてるなという感じがしたんですけど最近は別にw

それが普通なので 最近は何とも思わないんですけど」


・でもそれが大きいんじゃないんですか?当たり前のことを当たり前のようにできるようになったということは

「当たり前のようにできてはないんですけどまだ

でもそれでもそういうのが多少できるようになったってことは

多少復帰に一歩でもちょっとでも近づいたかなっていう感じはします」


・スパイクを履くか否かというのはプロ野球選手にとって一つの境目になると思います
刃のはスパイクを履くということはかなり脚に負担がかけるということなんですか?

「アップシューズとかランニングに比べると金属が付いてるので

脚に負担がかかると思いますし

いきなりスパイクを履くっていうよりサッカーのシューズみたいなのからやって行こうかなとは思うんですけど」


・スパイク履くのはいつぐらいからと想定していますか?

「こないだちょっとキャッチボールで履いたんですけど

ちょっと履いてみようかなと思って

それ一回だけなんですけど

まだ決めてないですね」


・そこら辺も自由度は高く設定されてると ちょっとやってみようかなと思ったらやれると

「やってみないとわかんないこともあるので

そこでちょっと変な感じがあったらすぐやめますし」


・何よりも走れるようになって来てるのが大きいですよね

「最近またちょっと落としながらとか一進一退というか

自分の体は自分しかわからないんで

メニューを決められたとしても自分がやっても意味ないと思ったらやらないですし

最近ランニングはちょっと停滞気味です」


・今後の練習ではどのような段階を踏んでいく感じですか?

「こないだ米田さんと話したんですけどもう少ししたらステップ、ラダーとかを使った多少速い動きをやろうかなという話もなっています」

・横の動きも含めてということですね

「そうですね そういうのをやってないので

ちょっととした速い動き、横とかのそれが痛みとかじゃないんですけど怖い感じがあるので

そういうのをやることによってだいぶん慣れてきたらどんどんできるんじゃないかなと思いながら

もう少ししたらやると思います」


・デビューの頃から拝見していますが、何かに対して『怖い』って表現を使うことがあまりない選手かと思っていました
でもそれだけ慎重にならざるを得ないですよね

「これまでも手術は何回かしましたけど、一番大きい手術だったと思うし

復帰の時間もかかるような手術だったんでそこは慎重になりながらやって

また痛くなったら嫌ですしそういうのが怖さというか、身体が動いてくれないなという感じはしますね」


・2月の春のキャンプでは今季中の復帰ができればいいけども
ひょっとしたら復帰できないかもという本音も言ってました
今は動きはじめられたからそこら辺の不安はだいぶん薄れてきました?

「そうですね だいぶん、でもやっぱたまに思いますけど

よく、人に『オールスター明けから行けるの?』みたいな感じで言われるんですけど

そう言われるとどうなのかなぁとか思いますし

でまたそうやって考えると今年無理かなと思う時もあるんで

身体は疲れないんですけど気持ちが疲れますね、ほんとに」


・我々も一日でも早い復帰を待つ気持ちは当然変わらないんですけど、そうやって言われると少しだけ負担になることもあるってことですよね

「まぁそんなにないんですけど、僕もどんどん上げていきたい気持ちはあるんですけど

上げて行けない、行けれないっていうのが、あんまりストレスって言葉は好きじゃないですけど

そういうのになってくるんで、極力どんどんペース上げていきたいとかは思わないようにしています」


・そこら辺でペースを上げないでいるということがまた大変であることもよくわかりました
ずっと復帰を待ち続けてるファンへ一言ご挨拶をいただけますか

「できれば早く復帰したいとは思うんですけど、焦らずしっかり治して、またグラウンドに立てることを自分自身が一番願いながらやりたいと思うんで

たまには第2球場で僕が歩いてる姿を見に来てくれたらなと思います」


おわり




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コメント

        

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あたるさんへ
おはようございます。
コメントありがとうございました。

あたるさんのお身体の状態、私なりに把握できました。
わかりやすいご説明ありがとうございます。

私も中村選手のHRを初めて球場で見たのが8年ぐらい前です。
交流戦前の日ハム戦でしたでしょうか。
2発打ってお立ち台。
初めて「好きな言葉はおかわりです」と言った日だったと思います。
(全然記憶違いだったらすみませんw)

あれから中村選手のHRにはたくさんの勇気をもらいました。
滞空時間の長さに関わらず、『打った瞬間』の当りが多く、
そして中村選手自身も「行っただろ」みたいな表情で歩き出すところなんかたまりませんよね。

ただ今年は、なかなか表に出ることもない分、中村選手の声がファンの元に届きにくい中、今回のインタビューで心の奥の部分が聞けてよかったなぁと思いました。

はっきりとは口にしないけど、焦りや苦悩が『慎重に』という部分からも伝わってきますね。
中村選手自身も早くドームのレフトスタンドに放り込みたいだろうなぁ。

でも今は中村選手の力だけに頼らなくてもチーム全体が中村選手の不在をカバーしてくれてますもんね。

急がば回れでじっくり万全な状態で戻ってきて欲しいですね。

それと、今回のあたるさんのお言葉、とっても嬉しかったです。
人様の番組を横取りするずうずうしいブログでどこか引け目を感じてて
きっとその引け目はずっと消えることはないんでしょうけど、
でもとっても感動しました。

私もあたるさんのお言葉に助けられました。
こっこさんへ
おはようございます。
コメントありがとうございました。

はじめまして。
いつもご覧くださりありがとうございます。

放送を聴けない地域の方と少しでも番組の楽しさ、スポーツ新聞にも載らないような裏話を分かち合いたくて勝手に始めたブログですので
そのようなお言葉をいただくと大変嬉しいです。
ありがとうございます。
めちゃテンションが上がりましたw

書き起こしは確かに楽な作業ではないけど(何しろ「ながら」ができない作業なのでw)
でもたくさんの方が楽しみにしてくださってるのはほんとにすごく感じてますので
これからも選手の言葉、それを伝えてくださるスタッフさんの言葉、
ラジオだからこそ出してくれる解説陣の本音を拾って文字にできればなと思っています。

中村選手、あの時折見せる柔らかな笑顔と、その反面、HR打った後やヒーローインタビューではおすましなところがあるんですけど、
そんな表情とはまた別の、苦悩が感じられるインタでしたね。

『バットで生きてる人間』がバットを思うように振れない状況のつらさは誰よりも中村選手自身が感じていることでしょうね。

歩行練習同様、ゆっくり少しずつ進めていくしかないのでしょうけども
必ずまた以前のようなバッティングで私たちを魅了してくれることを信じて今は待つしかありませんよね。

第2球場に行かれたら、中村選手もきっと嬉しいでしょうね。
ラさんへ
おはようございます。
コメントありがとうございました。

はじめまして。
いつもご覧くださりありがとうございます。

統一球元年、「飛ばない」と各選手が口にする中
「そう?」と言わんばかりにHRを量産する中村選手はほんと見てて誇らしかったですね。

「欲しい時に欲しい一本」を打ってくれてたんですけど、その時はかなり無理をしてて
それでもファンの要求に応えようとバットを振っていたんですね。

その代償はあまりにも大きくて、キングの口から『怖さ』という言葉を引き出すほどです。
でもその怖さを口にできるぐらいになったんだなと私も思うようにします。
少しずつですけど前には進んでるんですもんね。

早く戻ってきて、今すぐにでも、今日にでも東京ドームのレフトスタンドに特大のおかわり弾を3発ぐらいぶちこんでほしいですけどw
もうちょっと、もっと万全になるまで今は辛抱強く待ちます。

最後に、以前からいつもご覧くださってるとのこと、本当にありがとうございます・
文字にするとありきたりになってしまいどこまで伝わるかわかりませんが、本当に心の底から嬉しく思います。
ありがとうございます。