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『優しさはいらない』 ~宮地コーチから坂田遼へ

2013/ 07/ 08
                 
(2013.07.07放送 特集コーナー『ズミスペ』より 
最初の方坂田の2010年までの経歴の部分が少しだけ録れてなくて途中からです
→あかね色の夕暮れさんより録り逃した部分の書き起こしを頂戴しました
あかね色の夕暮れさん、いつもありがとうございます
MC 斉藤一美アナです)
         特集コーナー、ズミスペ

今日は埼玉西武ライオンズ坂田遼外野手のお話を、 させていただきます。

生え抜きの日本人選手として、

久しく存在しなかった左の大砲として、

とても大きな期待をかけられているホームランバッターです。

左投手を"全く"苦にせず、

アーチを架けることのできる天性の素質に恵まれています。

プロ2年目も終わろうとしていた2010年南郷秋季キャンプの紅白戦で

レフトを守っていた坂田選手は

頭上を襲った大飛球を懸命に追いかけて、

フェンスへよじ登り、スパイクの刃が引っかかってしまい、

着地に失敗して、その場で立ち上がれないほど、

右足首をひねってしまったのです。

年末の契約更改では、

ギプスに松葉杖で行かざるをえないほどひどいものでした。

2011年なんとか一軍の開幕には間に合わせましたが、

売りである長打力はすっかり鳴りを潜めてしまいました

右足首が完治しないままプレーを続けていたからなんですね

怪我をしてから丸一年、ライオンズ坂田遼選手は意を決して

右足首にメスを入れました

長い目で見ればこの判断は正解です

しかし、大怪我でリハビリをした翌年のオフに

今度は手術に伴うリハビリを行う羽目になってしまいました

もっとも身体をいじめることができる秋季練習で走りこむことができないのです

こういった流れが2年間も続いてしまいますとさすがに体力を蓄えることは難しくなってしまいます

イースタンリーグの試合で坂田選手がどれだけ必死に頑張っても

普通のスライディングキャッチで腰を痛めてしまったり

本塁クロスプレーでキャッチャーへこちらから体当たりを食らわせたにもかかわらず

逆に左の胸を痛めてしまったりともう散々な結果でした

その都度、休まざるを得なかったので2012年の1軍昇格はもう夏が終わろうかという8月下旬

しかもベンチにいることができたのはわずか3週間ですよ

シングルヒットしか打てず、優勝を争うチームから静かに離れていきました

そんな坂田選手を去年の秋から叱咤激励し続けたのがファームの宮地克彦外野守備走塁コーチです

「ライオンズに戻ってきて秋季練習から坂田をみっちり鍛えられる初めてのチャンスだ」

と意気込んでいた宮地コーチは

「きちんと走るにはまず美しく歩くことが大切であり

美しく歩くには正しい姿勢で立つことが必要である」

という現役時代に培った基礎を叩き込み

フィールディングを入り口にしてもうありとあらゆることを教えてきました

地道なトレーニングを継続することで坂田選手の身体は芯から蘇ってきます

なによりも古傷である右足首の不安が消え去り

打席の中でも右足をグッと強く踏み込めるようになったんですね

去年のオフから今年のキャンプまでじっくりと時間をかけて

ライオンズ左のおかわりと謳われた長距離砲は本来の姿を完全に取り戻したんです

今シーズンまぁ打つわ打つわ、長打を量産

ファイターズのエース、武田勝投手から打ったライトスタンドへの特大の一発は

寡黙な坂田選手には珍しく

「1軍で打った中ではもっとも完璧でした」

と自画自賛するほどのビッグアーチでした

23試合で26打点のハイペース

HRも5本と本来の力を発揮してライオンズに欠かすことのできないバッターへと成長しました

しかし、なにゆえ神は彼に試練を与えるのでしょうか

5月19日 超満員の西武ドーム阪神戦

鮮やかなセンター前タイムリーを放った坂田選手は

2塁へのスチールを試み、見事に成功させました

しかし、ベースカバー鳥谷選手のタッチを交わそうと滑り込みながら身体を左にひねり

地面に肘を突いた時の衝撃で左肩を脱臼してしまったのです

一度外れてすぐに戻った、いわゆる亜脱臼ならまだよかったんですけど

外れっぱなしの完全脱臼でした

しかる人物がそこに居合わせればすぐに入れてもらえます

でもなかなかそうはいかないのが世の常です

しばらく時間を置いて脱臼部分が塞がりかけたところを再びねじ込む

つまり少々形が合わなくなっている二つのパーツを繋ぎ合わせる強引な作業となるため

坂田選手へ行われた整復作業はそれはそれは大きな痛みを伴いました

宮地コーチは右肩を6回も脱臼した苦い経験があります

それだけに坂田選手に起きたアクシデントを誰よりも深く理解し

これから彼が行うべきことをつまびらかに語ってくれました

「完全脱臼の後時間が経過してから肩を整復するとどうしても関節がゆるくなる

しっかり鍛えてよほど筋肉を付けないと自分のように何度も外れて

外れるまでの期間もどんどん短くなってくる

本当に気をつけなきゃいけない

このまま行けば坂田のキャリアの中で最高の成績を残せることは間違いなかった

そうすれば1軍でライトのレギュラーをゆるぎないものにできたはずだった

レギュラーを獲ってしまえば4打席の中で結果を出せばいいわけだし

2~3試合ヒットを打てなくても使ってもらえるから

とても気分が楽になる

プレーはもちろん立ち振る舞いにも余裕が生まれるからさらなる好結果を生み出せる可能性が高いんだ

レギュラーでなければ一試合、ともすれば一打席の結果で全てが決まる立場

坂田は長年続いたがけっぷちの状態からようやく抜け出す絶好のチャンスを逃してしまったんだよね

ただ、自分を取り巻く環境が変わることは自分を大きく変えるチャンスでもある

自分はライオンズ時代にお願いされたら後輩選手にも快く技術指導するようなお人好しだったけれども

戦力外通告を受け、ホークスへのテスト入団を機に話しかけるのも躊躇われるようなとっつきにくい選手にキャラクターを変えて

やっとの思いでレギュラーの座を奪い

ベストナインにも選んでもらえた

坂田は性格の優しさが顔に出ているでしょう

ユニフォームを着ている時にその優しさは全くいらないんだよね

もう一度レギュラーを獲りに行く作業は今までにも増して大変になる

そして坂田遼という素晴らしい選手が一生暮らせるくらいの金を稼ぐきっかけを作れるかどうかを決める

大切な日々がこれからやってくるんだよ」

このような宮地コーチの話に聞き入りますと

どんな仕事も命がけで取り組まないと最高の結果は出ないということや

本人次第でピンチはチャンスになりうるということを思い知らされます

坂田選手の左肩を固定したギプスは

6月いっぱいで外れました

ここから温和な性格をかなぐり捨てた男の逆襲が

西武第2球場で始まります

144試合でクリーンナップを任される来シーズンへの第一歩となるはずです

おわり

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コメント

        

ズミスぺ・坂田選手の録り逃した部分
特集コーナー、ズミスペ

今日は埼玉西武ライオンズ坂田遼外野手のお話を、
させていただきます。

生え抜きの日本人選手として、
久しく存在しなかった左の大砲として、
とても大きな期待をかけられているホームランバッターです。

左投手を"全く"苦にせず、
アーチを架けることのできる天性の素質に恵まれています。

プロ2年目も終わろうとしていた
2010年南郷秋季キャンプの紅白戦で
レフトを守っていた坂田選手は
頭上を襲った大飛球を懸命に追いかけて、
フェンスへよじ登り、スパイクの刃が引っかかってしまい、
着地に失敗して、その場で立ち上がれないほど、
右足首をひねってしまったのです。

年末の契約更改では、
ギプスに松葉杖で行かざるをえないほどひどいものでした。

2011年なんとか一軍の開幕には間に合わせましたが、
        
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