『西口文也 41歳 変わらぬひとつの想い 前編』
2014/ 04/ 22(2014.04.20放送 テレ朝 Get sportsより
インタビューアー、MCともに三上大樹アナです)
インタビューアー、MCともに三上大樹アナです)

~埼玉西武ライオンズ 西口文也 41歳

・今年20年目、一つ大台に入りましたけども、どのように見てますか?

「いやぁ、まぁ、自分としてはね、よくもまぁ、20年、頑張ってこられたなと、そういう思いですね」
・20年目のシーズン迎えた中で、見えてくる景色が変わって来たりしますか?

「う~~ん、入った当初に比べればね、落ち着いて、楽しく野球をやれてるなと」

~西武一筋20年目のベテランは今年並々ならぬ決意でシーズンに臨んでいます

「去年はね、何をすることもなくね、終わった1年だったんでね、今年にかける思いっていうかね、
今年ダメだったらというね、思いを持ってやってるんでね、気持ち的には違いますね」

~そんな中突き付けられた厳しい現実

「楽しい、自分の好きな野球をね、やっていきたいという思いでね」

その言葉には西口投手のプロ野球人生が詰まっていました


1994年ドラフト3位で西武に入団した西口投手は

ルーキーイヤーから1軍で活躍

3年目には投手2冠

さらには沢村賞を獲得し、パ・リーグMVP

150km/hに迫るストレートと

キレのあるスライダーを武器に

西武のエースに登りつめます

そして2002年

西口投手が非凡であるがゆえに作られた、不運な伝説が始まります

この日、9回2アウトまでノーヒットに抑えていた西口投手





最後のバッターにヒットを打たれ、ノーヒットノーランを逃します

すると、その3年後にも






ここでも最後のバッターに打たれ、またしても大記録を逃してしまいます

極めつけは、それからわずか3ヶ月後のこと

この日、西口投手のスライダーは抜群の冴えを見せ、

ノーヒットどころか、一人のランナーも許さない、パーフェクトピッチングを続けていました

ところが相手投手も一歩も引かず、両チーム無得点のまま、試合は終盤に突入

そして…

鬼門だった9回も簡単に三者凡退に斬ってとります

それでも味方の援護なく、

試合は0-0のまま、延長戦へ


10回の先頭バッター

『1、2塁間…

抜けたぁ

西口…10回の表に打たれましたぁ』

史上最もツイてない男とまで言われた西口投手 それでも試合後…

「まぁやっぱり綺麗には終わらせてくれませんね、はい
ヒット一本打たれても、なんとか完封できたのでよかったです」

大記録を逃そうとも

優先すべきはあくまでもチームの勝利

「やっぱり勝たないとね、先発として意味がないんでね」
・何よりも勝利なんだという?
「そうですね」
・え~…せっかくパーフェクトやったのに、なんでだよ?っていう思いあるんじゃないかと思うんですけど

「いやいやいや…勝たないとほんとに意味がないんで、そっちの方が大事ですね」

~この一貫したスタイルで、182個の勝利を挙げました

しかし、40を目前にした辺りから、


西口投手は不本意なシーズンを送っています

2012年は5勝

2013年はシーズン終盤まで3試合しか登板できませんでした

そして、9月1日


「あの時はね、ほんとに投げてても投げてるだけっていうね、感じだったとは思うんですよね」

その初回

21球を投じ、1アウトもとれず、3失点


『ごめん』と一言残し、降板

これが最後の登板となり、

プロ入り19年目で初めて未勝利で

シーズンを終えました
(少し長いので2つに分けます)
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コメント
後編も、心待ちにしておりますので、どうぞよろしくお願い致します♪
2014-04-26 08:34 シュン
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2021-05-28 07:39
承認待ちコメント
2021-05-28 07:41