『苦悩の1年』 ~十亀剣インタビュー
2014/ 11/ 10(2014.11.09放送 文化放送 ズミスポ内特集コーナーズミスぺより
MC、インタビューアーは斉藤一美アナです)
MC、インタビューアーは斉藤一美アナです)
不本意な1年間を振り返りながら言葉を振り絞ってくれました
埼玉西武ライオンズ十亀剣投手です
・十亀投手にとって、本っ当にいろいろなことがあった今シーズンでしたね
「そうですね 抑えに始まり、先発で終わり、怪我をして、今年を終わらせてしまったんですけど、
あまりいいシーズンではなかったかな…っていう感じですね」
・ハワイでの自主トレで先発投手としての調整をして、キャンプイン数日前にリリーフに行ってくれとチーム事情でお達しがあり、その中で調整する難しさはありましたよね
「やることが変わってきますし、直接言われたのは出陣式前の荷出しの時に言われて
ちょっと曖昧な気持ちなままキャンプインした部分は多かったんですけど、
キャンプインしてからはそれに合わせていろんな人に聞いたりとか、してみたんですけど
なかなか上手く行かずに途中で先発に戻ったという形になりましたね」
・ルーキーイヤーの時は、先発も抑えもなく、とにかくプロに慣れるということから入って行った部分があるので
「先発として動いていたんで 僕の中では」
・リリーフとして動くのは初めてのキャンプだったということなんですね
「はい、そうですね」
・でもそれで抑えの座を勝ち得ました その時はどんなお気持ちでしたか?
「任されたからにはしっかり全うしたいな、1年間ずっとそのポジションを守られるようにしないと、
守るというか、投げ切らないといけないなと思っていました」
・いざやってみていかがでしたか?
「う~ん、中継ぎと抑えでまた違うような気がしました
なかなか上手く行かない部分が多かったですし、つらい時期が多かったですね、特に抑えやってた時は
抑えやってて8回を投げたこともありますし、チーム事情ですけど、8点9点負けててマウンドに行くこともありましたし
いろいろつらかったです、というのが正直な気持ちですね」
・つらいことを思い出させるようで大変恐縮ですが、抑えから先発に戻ってくれと言われたのはいつ頃でしたか?
「交流戦前ですかね QVCがどっかで3イニング、ボウデンの後に投げた時の前の日ぐらいですね
先発行くから、長いイニングってことで3回投げたんですけど」
・このゲーム、勝ちが付きましたね
「たまたま、はい」
・気持ちの中では割り切れたんですか?
「いやぁいろいろと複雑でした、正直
そんな中でまた気持ち揺らいだままじゃやってたんじゃ意味ないんで今度はしっかりと先発で去年やってきたことをやろうという気持ちでやってました」
・よくぞ長いイニングを投げ続けましたね
「もともと体力には自信はある方でしたけど、正直最初は先発も7回投げたのかな…投げられるとは思ってなかったのでそんなに」
・屋根の開いたヤフオクドームでした
「長いイニング割と行けるもんだなっていう感じで投げてましたね」
・もしかしたらこっちの方が向いてるかなとも思われましたか?
「あ~…なんて言うんですかね、野球やってる実感はやっぱり先発の方がありましたね
長いイニングを見て、修正しながらやってくタイプだと思うんで僕は
いつも大体、初回が甘いからです」
・2桁奪三振の完封もありました ドラゴンズ戦で 手応えはあったんじゃないですか?この時期は
「ちょっと調子自体も上がって来て、チームの これからという時だったんで、打ってくれたおかげもありますし
なんとか悪いながら粘れてる試合も多かったんで、そういう意味で今年は10勝行けるかなと思ったんですけど
ちょっと怪我のことで苦労しました、というか、はい」
・股関節の違和感ということで7月に戦線離脱して、すぐにファームで1試合リリーフで投げました
それが今シーズンのシーズンラストマウンドになるとは誰も思わなかったんですよ
「内容としては3人できっちり終わったんですけど、結局痛くて、それでその後上がるっていう話もあったんですけど
このまま上がってもチームに迷惑かけるだけだと思って、ちゃんと直訴して」
・辞退されたんですね
「はい 長いこと付き合ってるんですけど、痛いなりに投げられてたんですよ
投げられないぐらい最後痛くなって」
・長い付き合いっていつからですか?
「ほんとのことを言えば、去年の開幕戦で、日ハムの3戦目に投げた時に、ちょっと違和感みたいなのがあったんですけど」
・それが初めて?
「そこまで何にもなくて、そのまま1年間やれたんですけど」
・大車輪の活躍でした 先発として
「そうっすかね あまり勝ちはついてこなかったんですけど
あれだけ力入れて放ってますし、いろんな所に来る年齢なのかなとも思いました
だからこそ身体のメンテナンスという部分で意識づけられましたし、食生活もそうですし、そういう見直す年なのかなって考えて、今はやっています」
・20代半ばをちょっと過ぎて
「30が見えて来た時に身体は変わるものなので」
・西武第2球場での練習を拝見しているとランニングはされてますね
「アップも入ってますし、キャッチボールもやってますし、ランニングもやってますし、トレーニングもしてますし
基本的にはやっています」
・問題はマウンドで投げられるかどうか
「一番大事なとこなんですけど、そこがまだ万全ではないんで、今年ももう終わってしまいましたけど
来年の開幕からしっかり投げられるように今はそういう身体を見直す部分が大きいですね」
・ずっと反省の言葉しか出て来ませんでした そういう1年だったんでしょうか
「だと思います 僕はそう思っています」
・来シーズンの野望も含めて最後にご挨拶いただけますか
「来シーズン、田辺監督になりますし、起用法はまだわかりませんけど、同じようなことをしないように
しっかりと、1年間結果を残せるように、今年岸さんしか10勝行ってないんで、2人目になれるように、頑張ります」
・先発ピッチャー宣言ですね、半ば
「そうですねw 田辺さんになってから先発やってたんで、多分そのままかなとは思うんですけど、チーム事情によって変わるかもしれないんで
そこは臨機応変に対応できたならなと思います」
その後、秋季練習のノックでは1、2塁間のファーストゴロが飛ぶとすぐに1塁ベースカバーへダッシュするという機敏な動きも見せていました
一度だけブルペンに入ったんですが、翌日に定期検診を控え、今、股関節がどのような状態を確認したにすぎないそうです
この苦難を乗り越えて、さらに一皮むけた十亀剣投手の雄姿を拝む日が今から楽しみで仕方ありません
おわり
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