『日本向き?』 ~2015.04.15 (水) 対東北楽天4回戦
2015/ 04/ 19日中晴れていたのに夜は落雷や突風に注意という予報。
仕事終わって駐車場から最寄り駅まで歩く時を見計らったかのように粒の大きな雨が降ってきました。
急いで駅に向かった分、ドームに少し早く着きました。
今季17戦目の現地観戦です。
先発はライオンズがルブラン
楽天は美馬です。
ドームに向かいながらラジオを聴いてるとルブランがランナーを気にして牽制を気にしているようです。
ラジオからルブランの「自分は基本バッターに集中するタイプ
ランナーは気にしない」
というコメントがレポートされて
「違うやないかい!」と苦笑いした時に、試合が動きました。
楽天後藤の2試合連続のホームラン。
ランナーを気にしてかっとなって一発食らう。
外国人投手にありがちな展開。
嫌な予感がしてきました。
しかし、この日のルブランはその後立ち直ります。
ランナーを気にしようにもその後そのランナーすら出さない投球。
2回から8回までノーヒット。
その間にライオンズは打線爆発。
奥さん来日でご機嫌のメヒアが3ラン
そして森にホームランが2本、
坂田にも待ちに待った安打しかも3安打
ここまで苦しんでいた選手たちに一気に当たりが出ました。
私は久しぶりに余裕をもってへらへらと見ていました。
楽しみのブルペンウオッチもこの日はほとんどなし。
ブルペンでは3回に岩尾と岡本洋介が少し投げただけであとは誰も投げなかったからです。
コメントだけを聞いてるとルブランは日本に順応できそうな投手のような気がします。
前回の東京ドームでメヒアとの連係ミスが出て、守備の乱れからガタガタっと崩れましたが、
試合の後のルブランは
「チームに迷惑をかけるピッチングをして申し訳ない」とコメントしたと聞きました。
私はこのコメントを聞いた時に「日本人選手の出すコメントみたいだなぁ」と思いました。
この東京ドームでの試合、ライオンズナイターの解説は山崎裕之さんでした。
山崎さんはルブランが崩れた場面、満塁のフルカウントからアウトコースのストレートを要求し打たれた炭谷のリードについて
「あのリードはない」と指摘されました。
さらにパスボールをした炭谷を
「頭のコンピューターが壊れている」と酷評しました。
山崎さんは中継中も絶えず野手の守備位置に目を見張らせ、時に温かく、時に厳しくライオンズをご覧になっていますが、
時々かっとなってしまうことがあるのか、きつい言葉を電波に乗せることがあるように思います。
それも山崎さんなりのライオンズの応援なんだろうし、良薬は口に苦いんだと思いますけど
「そこまでおおっぴらに言わなくても…」とその時私は思いました。
くしくもこの日の中継の解説も山崎さん。
中継中に山崎さんが炭谷のリードを誉めることはなかったように思います。
しかし、試合後のお立ち台で完投したルブランはすぐに
「炭谷さんのリードのおかげです」
と言いました。
それは社交辞令かもしれませんし、
完投に気を良くしたリップサービスだったのかもしれません。
もしそうだとしても異国の地で見せたルブランの小さな気遣い。
こういう所も日本向けの投手なのかなと思いました。
ちょっと溜飲を下げつつ、プリンスドームをあとにしました。
帰り道、電車の中でサラリーマンらしきおじさんがその会社の人たちと食事でもしてきたのか、ちょっと赤い顔色で
「明日、俺たち野球行くんだよ~
大宮な!」
「楽天と…西武ね」
普段あんまりプロ野球を見に行かない方たちの、
「うちの地元にプロ野球が来る」感が伝わる会話でした。
早くも大宮球場の試合らしい雰囲気が漂ってきました。
そして、私は翌日再び「大宮球場らしさ」を体感することになります。
おわり
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