『激走』 ~2015.04.26 対福岡ソフトバンクホークス6回戦 (福岡ヤフオクドーム)
2015/ 05/ 05実家で一泊して、再びヤフオクドームへ。
天神からヤフオクドーム直通バスに乗ることにしました。
天神では降り場と乗り場が対面にあって、200mぐらい歩いて廻ります。
さらにそのバスも長蛇の列
バスは次から次へと来るので列はどんどん前に進みますが
バスに乗ってみると今度は道路が渋滞
なんやかんやで天神から球場に着くまでに30分はかかりました。
次は天神からは地下鉄にしようと思いました。
ただ、バスは球場前まで運んでくれるので、降りると目の前にヤフオクドームです。
この日は内野Sでホームベースには近いですけど、列は後ろな分、昨日よりも遠く感じます。
ゲストに博多華丸・大吉さんがいらしてて、試合前に軽快な掛け合いを見せてくれて盛り上げてくれた後に試合開始。
華丸・大吉さんの始球式で空振りした後に自分の打席のスタイルを整えるまでのわずかな間にきっちりと華丸・大吉さんを拍手で讃える秋山に感心しつつ、
今季24試合目の現地観戦スタートです。
先発は岡本洋介とスタンリッジ
洋介は戸田のイースタンの時から西武プリンスドームのブルペンといい、
いい状態をよく見ていたので期待をしていましたが、
初回に内川にタイムリーを打たれて先制されます。
しかし3回の表
金子が足を活かして内野安打
栗山のレフトへのヒットで3塁まで進み、
浅村の犠飛で同点のホームを踏みます。
ここら辺りからスタンリッジの「間」が悪くなってきたように見えました。
さらに中村の大きな当たりはセンターオーバー
栗山が一塁から一気に走って逆転。
やや後ろの席とはいえ、歯をくいしばって走る栗山の口元ははっきり見えました。
しかしその裏、今宮のホームランテラスに飛び込む逆転2ラン
ホークス逆転
それでも4回の表
森がツーベースで出塁すると
斉藤も足を活かして内野安打
さらに炭谷も内野安打で満塁
ここで金子の逆転タイムリーツーベース
ライオンズ1点勝ち越します。
さらに浅村の犠飛で1点追加した後に
中村の連日のタイムリー
この回一挙5得点
試合の主導権を掴んだかのように思いました。
しかし4回裏に吉村がレフトのテラスへ
さらに5回裏には柳田がバックスクリーンへ
「ここではこう打つんだよ」と言わんばかりのこの球場を知り尽くした選手達の一発攻勢
洋介は勝ち投手の権利目前でマウンドを降りました。
7回にも金子のタイムリーで2点追加
9回裏に高橋が連打からの犠飛で1点を失いますが後続を抑え
9-7でライオンズ勝利です。
この試合、コーチ陣が試合前に
「足でスタンリッジを揺さぶって行きたい」
と語っていたそうですが、
2つの走塁がポイントになったように見えました。
3回表の先頭打者の金子の内野安打と
4回表の斉藤の内野安打
共に武器である足を活かした技ありのヒットで
スタンリッジの心を乱す大きなきっかけになったプレーだと思います。
でも、私はもう一人の選手の走塁に目が行きました。
それは栗山の走塁です。
1回表、アウトになったけどもショートゴロの時の一塁への全力疾走
3回表の勝ち越しとなった1塁からの歯をくいしばっての激走
ここまで今一つ調子が上がらない中での栗山のこの走塁は
「ヒットが一本欲しい」
というよりも、
「足でスタンリッジを揺さぶる」というチーム方針を自分なりに実行したもののように思えました。
プロとしてどの場面でも全力疾走するのは当たり前のことかもしれませんし、
先月のLTVのインタで栗山は
「僕がキャプテンである必要はなくって、みんなプロになっただけあって経験も積んで来てるんで誰がキャプテンになってもおかしくないチーム」と言ってましたが
この栗山の激走が改めて金子や斉藤のような足が武器の選手、引いてはチーム全体に足を活かした攻撃を確認させてくれたのかもしれません。
言葉だけでなくプレーでチームを鼓舞する栗山らしい場面だったと思います。
試合前に首脳陣は
「今日勝てば負けなしで福岡を出られる
いつ以来かな」と言っていたそうです。
ずっと福岡で勝ててないことが頭にあったのでしょう。
お立ち台で金子は
「しばらくスタメンで出れなくて悔しさを抱えていた」と言いました。
栗山の激走ももしかしたらずっと今一つ結果が出せていない悔しさをその足に伝えた走りだったのかもしれません。
多くの悔しさが、この球場での戦い方を知るチームを上回り、
ライオンズはこの3連戦を負けなしで終えました。
前日はルーフオープンを阻止しましたが、
この日はビジョンに花火が映し出されるセレモニーが試合後にあり、
それはホークスが負けても行われました。
まるでライオンズの連勝を祝う花火のようです。
花火の後、ヤフオクドームは照明が再び灯り、
スタジアムDJさんが「ライオンズファンのみなさん!」と呼びかけてくれました。
何事かなと思ったら
「お待たせしました!二次会どうぞ!」
ビジターチームにも優しい心遣いを合図に
もしかしたらここ数年間で一番悔しい思いをして来たのかもしれない、
福岡のレフトスタンドのライオンズファンのみなさんが
再び歓喜のヒッティングマーチを奏で始めました。
おわり
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2015-06-18 15:09